早池峰山

下の記事でも紹介させて頂きましたが、本格的な冬がやってきました。

そして我々は山に向かいます。そう、本格的な冬だから。

冬山登山の魅力は何と言っても「ラッセル・アイゼンワーク・美しく厳しい自然」です。
筆者の主観ですが。
そんな魅力を味わいたい。体いっぱい味わいたい。




そんなわけで早池峰山に行ってきました。

早池峰山
岩手が誇る名峰。
深田久弥が厳選した「日本百名山」にも記載されています。



私は早池峰山が大好きで、夏山によ〜く出かけています。
しかし、冬の早池峰山は来るものを拒む気満々仕様で、なかなか人を受け付けてくれません。

まず第一に登山口まで車で行けない。
岳(だけ)と呼ばれる地域に早池峰神社があり、その近傍に車両の通行を制限するゲートがあります。
そいつが11月には閉まるんです。車は入れません。


仕方ないから歩きます。いや、仕方なくありません。喜んで。6kmを。

ここからは写真付きで紹介します。


ラッセルするメンバー達。
ラッセル先頭は極めて過酷ですが、早池峰山頂を想えばなんのその。笑顔でずんずん進んでいます。



カーブミラーを使って写真撮影。



登山道に入ったメンバー達。この時期にしては極めて珍しく、山頂まで視界が開けています。



筆者だけをパチリ。カメラマンが特別に撮ってくれました。


ここで引き返して山小屋に帰りました。
山小屋では、山にアタックせずに残ってくれたメンバーが夕食の下準備をしてくれていました。


そして夕食です。宴会です。こっちの方が楽しみというメンバーがいるとかいないとか。

小屋を暖めているのでレンズが曇っています。が、小屋の中でも氷点下近い気温です。
外気は推定で-15℃程度。
そんな状況でも、そんな状況だからこそ、美味しい料理と飲み物と会話を楽しんでいます。



そして翌日朝。早池峰山と美しい朝焼け。この景色を見る特権は、例え誰であろうが、決してアレでは買えません。


素晴らしいの一言に尽きる山行でした。
来年は頂上を本気で目指す計画にします。我こそは、という方の参加をお待ちします。


(冬山登山は何よりも危険を回避する知識と技術が求められます。未経験での単独行は決して行なわないで下さい。また、知識と経験を得たい貴方へ閉ざす門戸を、我々盛岡山友会は持ちません。いつでもお問い合わせ下さい)