応急手当等の講習会が行われました

 9月8日、「登山の基礎講座3」が行われました。今回の課題は、怪我の応急手当や安全地点への搬送方法、救助が来るまでのビバーク体制等。場所は、岩手山馬返しコース登山口を予定していましたが、生憎の秋雨のため急遽柳沢コミュニティセンターへ移動。参加者は、スタッフ7名を含み25名の盛況でした。
 講習内容を若干紹介します。
 まず、搬送方法から、ザック搬送、ストックを使った簡易担架搬送などにより、傷病者に苦痛が少なく、安全な搬送方法を学びました。

 次に、骨折や実際に多い捻挫等の応急手当のレクチャー。
 更に、ビバークの方法について。早めの対応などの心構え、ツェルトの張り方、救助が来る間のパーティーでの食糧計画等を学びました。

 写真は、各自の非常食、燃料等を出し合い、食糧計画を確認しているところ。また、各自のレスキューパックの内容を紹介しました。先輩方の経験、工夫は勉強になります。
 昼食後は、応用編。登山中に、けが人と遭遇したことを想定し、声かけ、安全地点への搬送、応急手当、救援要請、ビバーク体制の準備等パーティー単位での対応を確認しました。

 初参加の方々等からは、けが人役スタッフのトラウマメイキャップや迫真の演技にドキドキ、入会し講習を受けて新たな一歩を踏み出した気分、パーティーでの応用動作の確認は勉強になるなど、充実感あふれる感想がありました。