東北・関東大震災を乗り越えよう! 

 3月11日午後2時46分、三陸沖でマグニチュード9.0の大地震が発生しました。この地震で巨大津波が東北から関東沿岸部を直撃し、本県沿岸でも想像を絶する壊滅的な被害をこうむりました。内陸でも揺れは大きかったものの、人命に関わるような被害はなく、盛岡地域に居住する会員の無事は確認されました。

 しかし、壊滅的被害を受けた沿岸部には、当会の会員を含む多くの労山仲間がいて、その安否が心配されます。テレビや新聞の報道で大津波の破壊力のすさまじさを見るにつけ、不安は広がり言葉を失ってしまいます。県連でも、沿岸部の各会の消息を確認しようと努力していますが、通信事情も悪く全く連絡がとれません。

 全国連からは、西本会長をはじめ全国各地の仲間から、電話やメールで安否を気遣う言葉をいただきました。いち早く、被災者救済の呼びかけと行動も提起され、仲間を気遣う山屋らしい温かさと行動力に励まされる思いです。

 被災した沿岸地域が、豊かな自然と海の幸に恵まれた元の姿にもどるには、気の遠くなるような時を要するでしょう。しかし、阪神淡路大震災のときのように、様々なつながりによる善意の力を合わせれば、復興の歩みを後押しする力になると信じています。

 会員の皆さんに訴えます。沿岸地域の復興のために、盛岡山友会の力を結集しようではありませんか。そして、未曾有の大震災を乗り越えて、次世代に明るい未来を引き継ぎましょう。

   2011年3月15日              会長 渡辺健治